インプラント治療

なぜ歯を失ったままではいけないのか

インプラント治療の意義

1本くらい歯を失ったままでも食事は食べられますし、生活に不自由を感じることは少ないかもしれません。しかし、そもそも歯がない状況は見た目があまり良くないですし、歯を1本失ったままにしておくだけで、次のようなことを併発する可能性があるのです。

歯を失うことで起こりうる危険

  • 歯並びが変化し、噛み合わせが悪くなる

    歯が抜けたまま放置すると、今まで支えあっていた歯を失ってしまった隣の歯が、抜けた歯のスペースになだれ込んだり、噛み合っていた反対の歯が伸びてきたりします。歯並びが変化すると、歯垢が溜まりやすく、むし歯や歯周病を引き起こす可能性が高まります。

  • 隣接している歯の喪失につながる可能性がある

    たとえ1本でも歯を失うと、食事などのたびに他の歯に負担がかかりますので、次の歯の喪失につながってしまうかもしれません。

  • 顎関節症になる可能性が高くなる

    歯を失った状態で噛みやすい位置を探すため、顎の動きも不自然なものに変化します。そうすると顎の負担も大きくなることから、顎関節症になりやすくなってしまいます。

このような点から、歯が抜けた場合にはそのまま放置しないで、歯の代替品(ブリッジや、入れ歯、インプラント)で修復してあげることが重要です。患者様お一人おひとりのお口の状態は異なりますので、ぜひ当医院へご相談ください。

なぜインプラントなのか

  • 自分の歯のように咀嚼したい、食事をしたい
  • 健康な歯を削ってブリッジ治療をしたくない
  • どうせ入れるなら美しい歯がいい
  • 義歯(入れ歯)が合わない
  • 毎日お手入れするのがめんどう

このチェックに1つでも当てはまる方は、インプラントについて一度考えられることをおすすめします。

インプラントとは、歯が損失した箇所の顎の骨に、生体親和性の高いチタン製かチタン合金製の歯の根っこを埋め込んで土台をつくり、その上に人工の歯を被せる治療法です。

天然の歯と同じように顎の骨に固定されるので、自分の歯のように咀嚼することが可能です。また、ブリッジ治療のように他の健康な歯を削る心配もありませんし、ブリッジに比べ寿命が長く、歯垢も溜まりづらいので日々の歯磨きが楽になります。
また、義歯(入れ歯)のように洗浄剤も必要ではないため、メンテナンス代がかからずに済みます。

当医院は、豊富な臨床経験(インプラント治療歴25年以上・1,000症例以上)から、患者様ごとに最適な治療方法をご提案します。難症例(骨幅の狭い方や薄い方)にもOAM(大口式)やサイナス・リーマを導入し、少ない侵襲でインプラント治療が可能となりました。またオペ室を完備し、院内感染の予防等に努めております。

インプラント治療の流れ

  • 無料相談

    相談は随時受け付けております。お気軽にご相談ください。

  • インプラントを埋め込む手術

    治療方針が決まったら、手術を行います。局所麻酔の後、歯肉を切開し歯槽骨を露出させ、フィクスチャーと呼ばれる歯根部分を埋め込みます。そのあとに、人工歯を装着します。

  • 頭出し、テスト

    インプラント手術から一定期間(3ヶ月から6ヶ月)あけてから行います。少し麻酔をして人工の歯を装着するために、インプラントの先を大きめのキャップに交換します。その時、同時にインプラントがしっかり定着しているかテストを行います。

  • 人工の歯を製作・装着

    歯肉が治った時点で型を取り、人工の歯を作ります。噛み合わせや色は患者様お一人おひとりにあわせてオーダーメイドで作り、装着します。

インプラントのメリット

  • 顎にしっかり固定される

    • 安定した噛み合わせを長期間保つことができる
    • 咀嚼する力が回復するのでしっかり噛めて太りにくい体になる
    • 脳がしっかり刺激されることによってボケにくくなる
    • 違和感のない噛み心地で自分の歯と同じようにおいしく食事が楽しめる
  • 歯を削る必要がない

    • 健康な自分の歯を削ることなく治療ができる
    • 残りの自分の歯への影響がない
    • 天然歯と同じような見た目になる

インプラントの安全性

インプラントのネガティブなニュースが流れていたこともあり、インプラントに対して良いイメージを持たれていない方もいらっしゃるかもしれませんが、実際は安全なものです。 成功率は、上顎で92~94%、下顎で95~98%と高水準です(日本歯科周病学会の調査による)。
現在、チタン製のインプラントを選択すれば、どこのメーカーのインプラントを使用してもかなり高い成功率が得られています。

失敗の原因で一番多いのは、噛み合わせの問題とブラッシング不足による炎症(インプラント周囲炎)です。インプラント手術そのものが危険ということは全くないのでご安心ください。詳しくは、無料カウンセリングをしておりますので、お気軽にお尋ねください。

オーバーデンチャー

  • インプラントの埋入本数を少なくできる
  • 修理がしやすいのですぐ対応できる
  • 体への負担が少なくできて、良く噛めるようになる
  • 磁気を使用しないのでMRIにも対応できる
  • 難しい症例にも対応できる

オーバーデンチャーは、数本でも歯が残っている方におすすめの治療方法です。残っている歯を土台に義歯(入れ歯)を入れる方法ですが、処置された歯の上に取り付けるため、従来の義歯よりも安定します。

オーバーデンチャーの処置法はいくつかあるため、まずは当医院へご来院ください。症状を拝見し、患者様に最善の治療を提供いたします。